テクスチャの再利用 ここまでテクスチャの貼り方だけを最優先で説明してきました。 敢えて「色」について説明を避けてきました。 ここまで作業する中で気づいた方もいるかと思いますが、この海賊マークのテクスチャは白地に黒で描かれています。 しかし、実際のオブジェクトは青地に黒のマークですね。はじめから青地に黒マークのテクスチャを作ってもよかったのでは?? と、感じた方もいたのではないでしょうか? (え?そんなこと全く気にしてなかった??)
もちろん、青地に黒のマークを描いたテクスチャを用意しても構いません。でも、白地の方が「お得」なんです^^
一枚のテクスチャからカラーバリエーションを生み出す 次の写真をみてください。 白、青、ピンク 3色の海賊がいます。でも、使っているテクスチャは同じ物です。 この色の違いはprimそのものの色が反映されているのです。 一番左のprimの色は白です。 青とピンクは以下のようにprimに着色しています。
もう、おわかりですね。下地の色を「白」にしたテクスチャを用意すると、primの色を変えるだけでカラーバリエーションを作ることが出来るのです。 しかも、下地が白だと、他のテクスチャを貼らないprimの色と同一にすることが出来ます。混じりっけなしの色が発色されるからですね。 ただし、このやり方にも弱点があります。模様が黒いときはよいのですが、他の色のデザインを作った場合、primの色と混合されてしまいます。 それはそれで全体のカラーが調和されてよい結果を生むこともありますが、場合によってはまったくダメなときもあります。そういった場合は、素直にテクスチャの背景に色を付けた方がよいでしょう。
失敗しないとわからない これで、テクスチャの基本的な部分はおわりました。思ったよりも長くなってしまいました^^; 早く次のステップへ進みたいのですが、テクスチャはまだまだ深いのです。 透明部分を持ったテクスチャの作り方 テクスチャマッピングサンプルの活用法 の2点に触れていないのですが、基本的なことはこれで十分です。むしろ微調整の方法はこれほど初期段階で説明する必要はなかったかもしれません^^; テクスチャは・・・・ ごまかして使えば、それっぽく見える。 ・・・ということを理解してもらえれば、この章は卒業です。
「テクスチャ編」は上記の2点について、もう少しだけ続くので余裕のある人は進んでみましょう。 そろそろ飽きてきた人は、次のステップ 「装飾編 "帽子をつくってみよう"」へ進んで構いません^^
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07/10/14